こどもとたのしむ美術館（ベルナール・ビュフェ美術館）

こんにちは、すみです。
長泉町のベルナールビュフェ美術館といえば、「ビュフェこども美術館」がありますよね。
小さなお子さんをお持ちの方は、親しみがあるかと思います。
（逆に、お子さんがいないと、クレマチスの丘には行っても、入ったことがない人も多いのでは？）

こちらがこども美術館。
（一昨年撮影したものなので、今とは遊具の配置などが異なります）
木工作家による大きな木の遊具や、ビュフェ作品になりきれる大きな額、たくさんの絵本などがあり、小さな子供たちが遊びながら自然にアートに触れ合える作りになっています。

そんなビュフェ美術館が、もっともっと、小さなお子さんと一緒に美術館を楽しんでもらいたい！
というガイドブックを作りました。
それが冒頭の写真にある『こどもとたのしむ美術館』です。
このガイドブックでは、こども美術館の紹介をするとともに、ビュフェの作品が飾ってあるエリアへの招待もしています。

それから、このように、子供の発達段階に応じた美術鑑賞の楽しみ方や
大人の関わり方についてのアドバイス、
美術館での注意事項も丁寧に書かれています。

私が素敵だな！と思ったのはこのページです。
保護者が、子供の美術館での様子を記録するワークシート。
小学生以上向けのガイドブックでは、子供自身が記録するためにこういったワークシートがついていることがありますが、まだ字が書けない小さな子の気づきや、一緒に楽しんだ時間のことを記録しておくのって、すごくいいですよ。
私もある美術館で、２歳の息子のつぶやきを記録しながら一緒に鑑賞したことがあります。
子供の言葉に注意深くなりますし、作品のどんなところに反応しているのか、自然に自分もよく見ることになり、とても充実した時間になりました。
（書きながらあっちこっちへ行ってしまう子供を見てるのが大変でしたが笑）
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小さな子供と美術館、行きたいな、と思っても、うるさくしたらどうしよう、走り周ったら、他のお客さんに迷惑をかけたら…と心配ばかりが先に立ち、一緒に鑑賞といっても親の気持ちがそこまで追いつかないことも多いかと思います。
なので、こんな風に美術館側からウエルカムを表明してもらえるのは、とても嬉しいですね！

今度の木曜日（２６日）午前中には、０歳からの未就学児と保護者対象の、鑑賞ツアーもありますよ。
このガイドブックにも協力をしている、NPO法人赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会代表理事の冨田めぐみさんが講師です。
この機会に、赤ちゃんと美術館デビュー、いかがでしょう？
対象が幼児ですから、予約変更はギリギリまで大丈夫とのことです。
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参考：
【ビュフェこども美術館～地域での子育てに美術館ができること】（文化庁広報誌「ぶんかる」の記事↓井島さんが書かれています）
【美術館デビューのススメ】（Benesseの記事　東京都美術館の稲庭彩和子さんによるもの）


こちら、ガイドブックを担当した教育普及が専門の井島学芸員さんです。
こども美術館で見かけた方もいるのでは？

この冊子は、美術館でもらうことができます。
三島市内・長泉町など近隣の子育て支援センターや児童館などにも配布されるとのこと。
見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

ベルナール・ビュフェ美術館／ビュフェこども美術館
静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
TEL：[phone]　FAX：[phone]

■現在開催中の展覧会
ビュフェと1940-50年代　不条理に対峙する絵画
会期： 2015年6月21日（日）―2016年9月6日（火）

画家と版画　拡がるイメージ
会期：2015年10月24日（土）－2016年1月12日（火）