アートキングダム レポート

７月２０日に楽寿園で行われたイベント「ミシマアートキングダム」
とっても暑い一日になりましたが、みしぶんチームも頑張ってきました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました！イベントの様子をお伝えします。

三島の文化応援プロジェクトブース
みしぶんチームは、刀づくりのワークショップと「み・し・ま」から始まる絵しりとり、そして手作り絵本などの販売を行いました。



２本の紙筒と浴衣などの生地、紙ひもなどを使って作る、さや付きの刀です。
柄（刀の握る部分）に紙紐を隙間なく巻いていく作業は、子供達は悪戦苦闘しながらも、自分だけの刀を仕上げようと一生懸命。刀のつばに絵を描いたり、刃の部分はアルミホイルでキラキラにしたり。
元佐野美術館学芸員監修なだけに、刀がさやにしっかり収まる、細部にこだわりありの刀です。
最後にひもで腰や背中に装着！立派なこども武士がたくさん誕生しました。
31人分用意していた材料も、おかげ様で完売しました！

絵しりとりにも、沢山の方が参加してくれましたよ。

「みしま」の文字をそれぞれスタートに、「ミニトマト、しまうま、マントヒヒ」から始まった絵しりとり。90人近い人に繋いでもらうことが出来ました！こども達の参加が多く、かわいい絵が並びました。

手作り絵本や豆本も、多くの方に手に取って頂き、みしぶんブースは大賑わいでした。
ありがとうございました！


園児作品と作家作品
アートキングダムでは、24団体のブースの他、市内の園児が描いた旗の展示や招待作家の作品展示なども行われ、それぞれがチェックポイントになっていたので、皆さん楽寿園の中をチェックポイントを探しながら歩いていました。
こちらは、園児たちによる旗の展示です。


駅前口近くでは、川村元紀さんによる「らくがきの森」の作品を見ることが出来ました。

針金に紙粘土のようなもので出来ていて、紙に描いた絵がそのまま立体になったような感じです。三次元の世界に絵をかいたような、写真で撮ったのと、現場で見るのと、どちらも違った楽しみ方が出来る作品だなーと思いました。

梅御殿では、大岡信ことば館による「ことばの世界」
ことば館の出張展示です。言葉の持つイメージが形になっていて、窓から入る風で、ふんわりとその文字が揺れて、梅御殿の雰囲気と相俟って、いっそう不思議な印象を与えていました。


こちらはことば館館長さんによるオリジナル作品だそうです。

そして、行貝写真館　装飾民俗〜みどりの祝祭〜
楽寿園の植物を使った装飾をして、写真を撮っていました。

次回こんな機会があったら、私もすごく参加してみたいです。
撮影された写真こちら
https://www.facebook.com/namegai

そして最後に私、「まつ」こと永冶晃子の作品「時を思う橋」です。

この橋は「こもれびばし」という名の通り、とてもこもれびが奇麗な橋なんです。その橋に、水の写真を貼り、その上にスモークがかったアクリル板をのせているので、水面の写真と映り込んだ木々の映像が混ざって揺れ動く、という作品です。「スリッパを履いて渡る」というちょっとした手間の必要にも関わらず、とても多くの方が橋を渡って下さいました。濡れているようにも見えたようで、怖い、という方もいらしたみたいです。ごめんなさい。また三島のどこかで作品を展示できたら嬉しです。

そんなこんなで、ミシマアートキングダムは、無事終了しました。
アートに特化したこういう企画が、もっともっと三島で増えて、こどもから大人まで、気軽にアートに触れられる機会が増えたらいいですね！

最後に静岡新聞でもアートキングダムの記事で、みしぶんの刀づくりを載せていただけました。
刀づくりワークショップも、またどこかでやりたいです。