2015年06月01日
てんとうむし文庫さん、文部科学大臣賞受賞!
この春、三島市立徳倉小学校と、てんとうむし文庫の皆さんが平成27年度子どもの読書活動優秀実践校・団体の文部科学大臣表彰を受賞されました。
こちらから、市長への表敬訪問の様子がご覧いただけます(三島市立図書館webサイト内)
静岡県からは小中高それぞれ1校ずつと、図書館・団体が1つずつ、計5団体選ばれていますので、そのうちの2つが三島市内の団体です!
この受賞をお祝いする会が先日開かれましたので、お邪魔してきました。
ちょうどその日は大岡信ことば館で読み聞かせのイベントを終えられた ”聞かせ屋。けいたろう”さんがかけつけて、ご自身の絵本『どうぶつしんちょうそくてい』と『どうぶつたいじゅうそくてい』を読んでくださいました。
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「てんとうむし文庫」は、三島市内の3カ所の個人のおうちの一部を図書室として決まった日時に解放する「家庭文庫」です。
てんとうむし文庫の始まりは、1993年に絵本を楽しむ仲間として遊んでいた数人の親子の集まりでした。
翌94年にユネスコライブラリ−より100冊の本の寄贈を受けたことをきっかけに、芙蓉台のお宅で文庫活動が始まります。
以来、20年以上にわたり、主催者の転居などで場所を移しながらも、身近な「絵本と出会える場所」として活動を続けています。
定期的に発行している、オススメの絵本などを紹介する「てんとうむし便り」は2009年に100号を迎え、現在も発行が続けられています。
文庫の活動と同時に、おはなし会やブックトーク、ワークショップなど、様々な方向性からの本についての活動を多数開催しています。
2008年から開催している三島出身の絵本作家・スギヤマカナヨさんと編集者たちとのワークショップなど、プロの方を招いての本格的なものも企画されていて、すごい!
小さな親子のサークル活動が、ここまで長く、志がぶれずに続くのは
本当にすごいことだなあと思います。
現在文庫があるのは佐野見晴台、光が丘、芙蓉台の北上地区3カ所です。
特にこどもは、三島市立図書館には遠くてなかなかいけないなあという地域かと思います。
しかも、文庫の蔵書は貸出冊数も貸出期間も決まってないそうです。
読めそうな冊数を持っていって、読んだら返してください、という優しい場所です。
代表の段さんは「これからも静かにゆっくりと、こどもと本を続けていきたい」とおっしゃっていました。
おめでとうございます!
てんとうむし文庫
★見晴台★ 毎週金曜日(4:00~6:00)
★光ヶ丘★ 毎週木曜日(4:00~6:00)
★芙蓉台★ 毎週木曜日(4:00~6:00)
お問い合わせはこちら(三島市民ポータルサイト内。メールアドレスが書いてあります)