御大典奉祝特別展 三嶋大社 古神宝集合！【〜7/7】

令和ということで、三嶋大社の宝物館で、特別展が開催されています。
普段は東京国立博物館で所蔵・保管されている三嶋大社の名宝を、三島で見ることができます。

三嶋大社が誇る名宝 国宝 梅蒔絵手箱は、源頼朝の妻である北条政子奉納と伝える品で、美しい蒔絵と凝った意匠、そして中身が全部欠けずに揃うという大変貴重な一品。
普段展示している、現代の名工により復元されたレプリカと並べて展示されているので、比較して見ることができます。

そして、２腰の太刀。
北条時政奉納と伝える、北条氏の三つ鱗紋で揃えられた太刀拵がつく「北条太刀」と、三島と縁深い管領上杉家奉納と目される、鳥尽くしの意匠が美しい「上杉太刀」です。
どちらも中身の刀身は刃文が華やかな備前一文字派の作。
北条太刀は重要文化財、上杉太刀は国宝に指定されています。

この２つの太刀は、長く三嶋大社の宝刀でしたが、日本刀を愛好した明治天皇が天覧する機会があり、大変気に入られ、献上し、現在は国の所有となり、東京国立博物館が所持しています。

三嶋大社ゆかりのこの３点が東京を離れて大社で展示されるのは、21年ぶりだそうです！

なかなか見ることのできない宝物ですので、この機会をお見逃しなく！
そのほかにも、頼朝の書状や三十六歌仙の額絵など、素晴らしい展示品ばかりです。

三嶋大社宝物館
平成31年度 ＜後期＞ 通史・宝物展示
開催期間：平成31年3月26日(火)～9月22日(日)
1）三嶋大社の通史
2）小特集①「鎌倉期の古文書を読む
～梅蒔絵手箱・北条太刀
　　　　　　　　　上杉太刀が奉納された時代～」
3）小特集②「三十六歌仙縫取絵額」
4）紹介「さまざまな宝物」
5）「奉納刀剣展示」



三嶋大社公式サイト